全身的偶発症の種類
- 【読み】
- ぜんしんてきぐうはつしょうのしゅるい
- 【英語】
- type of accidental symptom
- 【書籍】
- ザ・クインテッセンス 2014年9月号
- 【ページ】
- 147
キーワード解説
歯科治療中に発生する全身的偶発症の種類を分類すると、主に以下の5つのようになる。1.全身疾患とは関係のないもの(血管迷走神経反射:デンタルショック、過呼吸症候群など)、2.全身疾患の急性増悪、発作(狭心症、心筋梗塞、低血糖発作など)、3.口腔内刺激による迷走刺激の興奮(局所麻酔注射による痛みなど)、4.薬剤による症状(エピネフリン過剰反応、アレルギーなど)、5.異物による気道閉塞。そのなかで、1~3は、その原因の大部分が歯科治療に対する不安、緊張、恐怖、痛みなど精神的・肉体的ストレスである。