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トラップドアテクニック

【読み】
とらっぷどあてくにっく
【英語】
trapdoor technique
【書籍】
イラストで見る 天然歯のための審美形成外科
【ページ】
437

キーワード解説

結合組織移植片を採取する際のテクニックの1つ。トラップドアテクニックでは、結合組織にアクセスするために、1ヵ所の水平切開と2ヵ所の垂直切開で一次フラップを形成する。近遠心的移植片と同じサイズの水平切開は、歯肉辺縁から1~2mm離れたところから始める。垂直切開は水平切開の両先端から始め、必要とされる移植サイズよりも1mm歯冠根尖側方向に延ばす。ブレードを外粘膜平面に対して平行に保持し、部分層弁で切開された一次フラップを剥離する。水平およびフラップの減張切開は深く切り込み、そして全体で同じ厚さを維持させるために減張切開に向かって外側にブレードを移動させ、ブラインドで同じ厚みを終始保つようにする。