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クラウンマージンの位置

【読み】
くらうんまーじんのいち
【英語】
position of crown margin
【書籍】
ザ・クリニカルデンティストリー
【ページ】
54

キーワード解説

クラウンマージンの位置については、歯肉縁下に設定する場合、上皮付着部を侵襲しないよう配慮し、清掃することができる歯肉溝内のできるだけ浅い位置に設定することが求められる。補綴物のマージン設定が深すぎると、清掃困難による歯肉発赤や生物学的幅径の侵襲による慢性炎症が出現し、長期的予後が危うくなるだけでなく、適合精度を追及すること自体が困難になる。クラウンマージンの位置は歯周外科の有無や術式によって異なるが、審美性とのバランスを考慮して一般的に歯肉溝の半分程度の深さに設定することが望ましい。