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併用禁忌

【読み】
へいようきんき
【英語】
contraindications for coadministration
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2014年10月号
【ページ】
93

キーワード解説

併用禁忌とは、飲み合わせの悪い薬を併用してはいけないことである。万が一併用した場合、作用の減弱、副作用の増強などを引き起こす。併用禁忌が認められる組み合わせのうち、副作用増強の強い組み合わせは併用禁忌薬となり、作用減弱などの範疇では併用注意薬となる。歯科で処方することが多い抗菌薬、消炎鎮痛剤および抗真菌薬は、アスピリン喘息などを除けば併用禁忌は少ない。しかし、医科で処方される多くの薬剤との併用禁忌は注意する必要がある。併用禁忌では薬剤の併用による死亡例もあり、取り返しのつかないことになる前に、薬剤の相互知識を身につける必要がある。