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非経口栄養法

【読み】
ひけいこうえいようほう
【英語】
parenteral alimentation
【書籍】
歯科衛生士 2014年10月号
【ページ】
89

キーワード解説

非経口栄養法とは、栄養補給方法の1つで、口腔から食べ物を摂取せずに栄養を得る方法。一般的に、消化管(食道・胃・腸)に栄養を投与する経腸栄養法と、血管(末梢静脈・中心静脈)に栄養を投与する経静脈栄養法に分けられる。
 長期間非経口栄養法が継続されると、口腔衛生状態が悪化する、消化管の栄養吸収状態が低下する、口腔機能が廃用化するなど、さまざまな問題が生じる。したがって、非経口栄養法を実施する際には正しい知識をふまえて十分注意する必要がある。また、非経口栄養法を行う必要性がなくなった場合には、たとえ一部であっても経口摂取に移行することが重要である。