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補綴処置を前提とした歯周治療

【読み】
ほてつしょちをぜんていとしたししゅうちりょう
【英語】
periodontal therapy as pre-prosthodontic treatment
【書籍】
その補綴に根拠はあるか
【ページ】
30

キーワード解説

補綴装置という人工物を用いた処置を前提とする場合の歯周治療では、1)印象などの補綴処置を容易にする、2)付着歯肉を確保することで歯周組織の抵抗性を高める、3)歯周ポケットを最小限にすることで補綴治療後のメインテナンスを容易にする、4)欠損部顎堤形態を修正することで審美性を改善する、という4つの目的を達成することが重要である。これらは、補綴処置を実施するにあたって良好な治療結果を導くための環境整備であり、治療の質を向上させるために不可欠である。