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ACE分類

【読み】
えーしーいーぶんるい
【英語】
ACE Classification
【書籍】
ジャパニーズ エステティック デンティストリー 2014
【ページ】
21

キーワード解説

ACE分類とは、Vailati Fらが提唱する酸蝕歯に対する修復治療の分類(Vailati F, Belser UC. Classification and treatment of the anterior maxillary dentition affected by dental erosion: the ACE classification. Int J Periodontics Restorative Dent 2010; 30(6): 559-571.)。本分類は一般的にもっとも損傷を受ける上顎前歯部の臨床所見と厳密に関連付けられており、クラスは6種類に分類され、それぞれに対する治療計画が示されている。これらはミニマルインターベンションに立脚しており、残存歯質の可及的な保存(とくに隣接面のエナメル質)を訴えている。また、唇側にはポーセレンラミネートベニアを、舌側にはハイブリッドレジン材料を用いる「サンドイッチアプローチ」も本分類の特徴のひとつであり、唇側には高い審美性を、そして舌側には陶材よりも天然歯と近似した摩耗性をもつハイブリッドレジンを用いることによる生体との調和を訴えている。