DC/TMD
- 【読み】
- でぃーしー/てぃーえむでぃー
- 【英語】
- DC/TMD
- 【書籍】
- 別冊 TMD YEARBOOK 2014 アゴの痛みに対処する
- 【ページ】
- 10
キーワード解説
DC/TMD(Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders)は、2014年1月「Journal of Oral & Facial Pain and Headache」の第1号に公表されたTMD(顎関節症)の臨床基準。1992年に公表された研究用のTMD診断基準RDC/TMD(Research Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders)の改訂版である。
DC/TMD、RDC/TMDともに、構造化された問診票、診察、検査、各病態の診断基準が準備され、生物心理社会学的モデル(bio-psychosocial model)に基づく2軸診断システム(I軸:身体的評価;II軸:社会心理学的評価)を有する。厳密に規格化・標準化された詳細なプロトコールにしたがってDC/TMDを実施することで、もっとも頻度の高いTMDについて、信頼性と妥当性が検証された診断基準に基づいて診断することができる。今後は、RDC/TMDに替わって、DC/TMDが世界標準のTMD診断基準となるものと思われる。