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スキーゾーン

【読み】
すきーぞーん
【英語】
skiing zone
【書籍】
GDS総義歯の真髄
【ページ】
184

キーワード解説

無歯顎症例において、下顎臼歯部歯槽骨堤の形態が最終的に付与する咬合平面に対して22.5°以上の急斜面を呈している場所。総義歯症例において、このスキーゾーンの範囲内で人工歯が咬合すると、総義歯はあたかもスキーが滑走するときのように歯槽堤上を滑走してしまい不安定になる。またこれはゴシックアーチ描記時も同様で、このスキーゾーンに描記針が位置すると、ゴシックアーチ描記時にかかる応力により下顎ロウ堤床が前方に滑走してしまうため、正確な下顎位が採得されない可能性がある。