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コネクティブ・ティッシュ・ウォール・テクニック

【読み】
こねくてぃぶ・てぃっしゅ・うぉーる・てくにっく
【英語】
connective tissue graft wall technique
【書籍】
PRD 2014年6号
【ページ】
10

キーワード解説

失われた骨壁の代わりに結合組織移植片を利用する方法。結合組織移植片(以下CTG)を歯肉弁歯冠側移動術に使用することで軟組織の厚みを増し、より長期的な根面被覆を得られるとの報告がある。Zucchelliら(2014)は骨壁の失われた部位にCTGを設置して骨欠損部への軟組織の陥没を防ぎ、CTGを血餅安定のためのバリアとすることを提唱している。
 ZucchelliらはMillerの分類Class IV歯肉退縮の治療において歯肉弁歯冠側移動術にエナメルマトリックスデリバティブを適用する際、欠損骨壁にCTGを適用して根面被覆と歯周組織パラメータに改善が得られることを示している。