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MIPP

【読み】
エムアイピーピー
【英語】
MIPP
【書籍】
ジャパニーズ エステティック デンティストリー 2016/2017
【ページ】
102

キーワード解説

Minimally Invasive Prosthetic Procedureの略。Fradeani Mらが提唱する、欠陥を有する歯質を最小限の侵襲で修復するテクニック。MIPPのキーとなる要素は、(1)咬合高径、(2)薄いモノリシックセラミック材料、(3)エナメル質の保存、(4)修復物の接着、である。例えば、酸蝕を生じている患者の咬合高径を挙上することで、支台歯形成量を必要最小限に抑えて残存エナメル質を保存し、歯質に裏打ちされたエナメル質へモノリシックセラミック材料を接着することで強度も確保する。エナメル質を保存することから、接着においては象牙質よりも強固な接着、また、知覚過敏減少、セラミック修復物の強度の向上などが期待できるとされる。