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多発性骨髄腫

【読み】
たはつせいこつずいしゅ
【英語】
multiple myeloma
【書籍】
歯科医師なら知っておきたい 81のからだの症状
【ページ】
202

キーワード解説

 血液悪性腫瘍の一つで、リンパ球のうち最も成熟したB細胞で、免疫グロブリンを産生する機能をもつ形質細胞が腫瘍性に増殖するもの。わが国では10万人あたり約3人の発症数で、高齢者に好発する。症状は、骨折、神経麻痺、腎機能障害によるむくみ、倦怠感、造血障害による貧血や息切れ、感染症、出血傾向などである。治療は、症状のある患者のみ肝細胞移植を併用した化学療法。骨には放射線照射を行う。