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口腔期

【読み】
こうくうき
【英語】
oral phase
【書籍】
歯科衛生士 2017年3月号
【ページ】
30ページ

キーワード解説

 口腔期は、「摂食嚥下の5期」である先行期、準備期、口腔期、咽頭期、食道期のなかの第3期で、準備期で形成した食塊を口腔内から咽頭へ移送する段階のことである。
 各器官のはたらきとしては、はじめに軟口蓋がやや挙上し、口峡が広くなることで食塊を送り込むスペースが確保される。その後、舌の運動によって食塊が少しずつ後方の咽頭へ送られ、喉頭蓋谷へと集積されていく。 これらのはたらきがスムーズに行われないと、食塊が口腔内にいつまでも残留してしまう。