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侵襲性歯周炎

【読み】
しんしゅうせいししゅうえん
【英語】
aggressive periodontitis
【書籍】
Quintessence DENTAL Implantology 2017年 No.3
【ページ】
30

キーワード解説

 侵襲性歯周炎には、全顎的に症状が出る広汎型と、前歯と第一大臼歯にのみ垂直性骨吸収が見られる限局型がある。どちらもプラークは少なく、炎症も乏しいが、深いポケットと重度の骨吸収が特徴的である。慢性歯周炎と比較すると、急速な歯周組織の破壊や家族内集積性が顕著に認められ、10~30代で発症することが多い。
 侵襲性歯周炎患者へのインプラント治療は禁忌ではないが、インプラント周囲粘膜炎・周囲炎に罹患するリスクが非常に高いので、より慎重なアプローチが必要とされる。