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ビスフォスフォネート製剤

【読み】
びすふぉすふぉねーとせいざい
【英語】
bisphosphonates
【書籍】
Quintessence DENTAL Implantology 2017年 No.3
【ページ】
110

キーワード解説

ビスフォスフォネート製剤は、破骨細胞の活動を阻害し、骨の吸収を防ぐ医薬品で、骨粗鬆症などの治療に用いられる。ピロリン酸のP-O-P結合をP-C-Pにした非加水分解性の化合物であり、多くの誘導体が合成され、広く臨床応用されている。そして、Cに結合する側鎖に窒素をもつものは、窒素のないものよりもはるかに骨吸収抑制作用が強い。その作用機序は、骨に蓄積し、骨ハイドロキシアパタイトと強固に結合する。そして、反復投与により破骨細胞に取り込まれ、アポトーシス(細胞死)を誘導することにより、骨吸収を抑制する。