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顔の見える関係

【読み】
かおのみえるかんけい
【英語】
face-to-face relationships
【書籍】
歯科衛生士 2017年 5月号
【ページ】
61

キーワード解説

 多職種連携における職種間の理想的な関係性を表すことば。患者支援の現場において、連絡がとりやすい「顔がわかる関係」、お互いにその人がどんな役割を担っているかがわかるから仕事がしやすい「顔の向こう側が見える関係」、個別の支援を繰り返して信頼が得られ、信頼を得ることで効率が上がる「顔を通り超えて信頼できる関係」と、3段階で深まっていく。
 信頼関係を築くためには、ケアに携わる専門職や事業者、行政との間における関係を再構築することが重要で、信頼関係は、患者、専門職、事業者、行政などがお互いをよく知り、情報を共有して意見交換し、共通の目標である「患者の生活(暮らし)を支援する」に向かって協力していくことによって、徐々に築かれていく。