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診断用ワックスアップ

【読み】
しんだんようわっくすあっぷ
【英語】
diagnostic wax up
【書籍】
QDT 2017年 6月号
【ページ】
30

キーワード解説

 診断用ワックスアップとは、将来回復すべき歯冠形態をワックスでシミュレーションすることで、個々の患者がもつ問題点と最終補綴物に与えるべき形態を三次元的に浮き彫りにし、そこから診断と治療計画の立案を行うもの。また、診断用ワックスアップでシミュレーションできる要素は機能的要素と審美的要素に大別でき、前者としては歯の位置、形態、長さ、幅、歯軸の方向、咬合面接触状態、アンテリアガイダンス、歯列弓、咬合平面、発音、リップサポート、そして舌房などが、また後者としては正中線、切縁平面、スマイルライン、咬合平面、歯肉レベル、歯冠縦横比率、そして歯冠排列などが挙げられる。