スキップモデル法
- 【読み】
- すきっぷもでるほう
- 【英語】
- skip model method
- 【書籍】
- QDT 2017年 7月号
- 【ページ】
- 47
キーワード解説
スキップモデル法とは、口腔内に装着されたプロビジョナルレストレーションの形態を最終補綴物に反映させるためのテクニックのひとつ。2002年、土屋覚氏によって発表された(土屋賢司,土屋覚.座談会1 高度な審美修復のためにチェア-ラボ間で何が行われているか(オールセラミックス編).In:クインテッセンス出版(編). QDT別冊 QDT YEAR BOOK 2002.東京:クインテッセンス出版,2002)。本法は、「スキップ」という名前のとおり、口腔内のプロビジョナルレストレーションを1歯~数歯おきに外していきながら印象を採得し、プロビジョナルレストレーションが装着されている部分と支台歯のみになっている部分が混在した模型を1個~複数製作し、それを基にワックスアップを行うものである。これにより、支台歯のみの模型上では困難だった、患者および歯科医師が納得したプロビジョナルレストレーションの形態をきわめて正確に再現したワックスアップが可能になる。