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内部ステインテクニック

【読み】
ないぶすていんてくにっく
【英語】
internal live stain technique
【書籍】
QDT 2017年 8月号
【ページ】
101

キーワード解説

 内部ステインテクニックとは、青嶋 仁氏(歯科技工士、ペルーラAOSHIMA)が1980年代後半に開発した陶材築盛の技法。「QDT」誌上では1989年8月号(14巻8号)に掲載の「内部ステインテクニックによる個性的色調表現の実際」が初出となる。本テクニックの概略は、デンティン、エナメル陶材を築盛したうえで一度焼成し、その表面にステインで必要な着色を行い、さらにその上にトランスルーセント陶材を築盛する、というもの。発表以来、本法は多色築盛の不確実性(焼成収縮による色調帯の位置ズレやコンデンス時の滲みなど)をカバーする技法として広く受け入れられ、その後専用のステイン等の開発が進むなど歯科用セラミック界に多大な影響を与えた。なお、「インターナルステイン」、「インターナルライブステイン」という用語もあるが、意味は本法と同様である。