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上顎前歯部の垂直的骨増生においてテンションフリーのフラップ閉鎖を獲得するための分類

【読み】
じょうがくぜんしぶのすいちょくてきこつぞうせいにおいててんしょんふりーのふらっぷへいさをかくとくするためのぶんるい
【英語】
classification to achieve tension-free flap closure in anterior maxillary vertical ridge augmentation
【書籍】
PRD YEAR BOOK 2017
【ページ】
76

キーワード解説

 上顎前歯部へのインプラント治療では垂直的骨増生がしばしば必要になるが、過去に外科処置が行われた部位では骨膜が瘢痕化する、あるいは前庭が浅くなっていることがあり、増生時フラップの一次閉鎖を達成するうえで障壁となりうる。Urbanらは増生部位の口腔前庭と骨膜の状態で4つに分けた臨床的分類を提案し、それぞれのタイプにおいて十分なフラップの減張と一次閉鎖を得るための要点をまとめた。
タイプI:通常の深さの前庭と健全な骨膜
タイプII:浅い口腔前庭と健全な骨膜
タイプIII:通常の深さの前庭と瘢痕化した骨膜
タイプIV:浅い口腔前庭と瘢痕化した骨膜