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多系統萎縮症

【読み】
たけいとういしゅくしょう
【英語】
multiple system atrophy
【書籍】
全国10医院の歯科訪問診療
【ページ】
181

キーワード解説

 代表的な神経変性疾患の1つ。多くの体内機能を制御している脳や脊髄に変性が起こるため、筋肉が硬直する、運動障害・協調運動が喪失される、体内機能の障害(血圧や膀胱の制御など)が起こるなどの症状が出てくる。発症率は、女性より男性のほうが2倍高く、50歳台で発症することが多い傾向にある。有効な治療方法は今のところ存在せず、簡単な対策と薬で症状を和らげる程度の対応しかできない。最終的には、死に至る疾患である。