専門情報検索 お試し版

妊娠性エプーリス

【読み】
にんしんせいえぷーりす
【英語】
pregnancy epulis
【書籍】
このまま使える Dr.もDHも! 歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本
【ページ】
127

キーワード解説

 妊娠性エプーリスとは、妊娠期に口腔内の粘膜に部分的に生じる良性のしこりのようなもののことである。妊婦の1~5%に生じるといわれ、女性ホルモンの増加によって歯肉のコラーゲンが増殖したものと考えられている。主に上顎前歯に現れることが多く、血管性分の多い「血管腫性エプーリス」や「肉芽腫性エプーリス」の割合が高い傾向にある。
 妊娠性エプーリスは出産後に消失することが多いため、妊娠中は基本的に外科処置を行わず、観察する。