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生態学的プラーク説

【読み】
せいたいがくてきぷらーくせつ
【英語】
ecological plaque hypothesis
【書籍】
歯科衛生士 2017年 10月号
【ページ】
83

キーワード解説

 歯肉縁上/縁下プラークを1つの生態系と捉えて口腔疾患の原因を理解する考え方。今までの生態学的プラーク説では、概念としては理解できるものの、細菌がどのような機能を発揮し、環境の影響を受け、さらに環境を変形しながらう蝕や歯周病を発症・進行していくのかについては、十分に言及されていなかったが、う蝕のプロセスに関しては、髙橋信博らによって研究成果に基づいてより詳細に説明された「拡大版:生態学的う蝕病因説(extended ecological caries hypothesis)」として提唱されている。