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機能的正常咬合

【読み】
きのうてきせいじょうこうごう
【英語】
normal functioning occlusion
【書籍】
咬合の謎を解く!
【ページ】
25

キーワード解説

 解剖学的に正常でなくとも、機能的には異常が認められない咬合を補綴学では、機能的正常咬合としている。機能とは、主に「咀嚼・嚥下・発語」などの生理的運動のことになる。咀嚼・嚥下は生体が生命活動するために、発語運動は人間形成や社会形成をするために必須である。これらの機能運動において、何ら機能異常が発現しない、または機能異常を誘発させない咬合関係を機能的正常咬合としている。つまり、形態が美しく整っていなくとも、機能が正常であれば正常咬合であるといえる。