専門情報検索 お試し版

機能的不正咬合

【読み】
きのうてきふせいこうごう
【英語】
functional malocclusion
【書籍】
咬合の謎を解く!
【ページ】
25

キーワード解説

 解剖学的所見とは関係なく、咀嚼・嚥下・発語において、何らかの機能異常が発現している、または機能異常を誘発させている咬合関係を、補綴学では機能的不正咬合としている。なお、歯科矯正学では、下顎安静位から咬頭嵌合位までの経路(閉鎖路)が下顎頭を中心とする円弧状に一致する場合を正常とし、その軌跡上から外れた場合を機能的不正咬合と定義している。歯科補綴学が提唱する機能的不正咬合とは定義が異なる。