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ALARAの原則

【読み】
あららのげんそく
【英語】
As Low As Reasonably Achievable
【書籍】
歯内療法成功のためのコーンビームCT活用術
【ページ】
6

キーワード解説

 「ALARA」は「合理的に達成可能な限り低く」を意味する略語で、放射線量と放射線物質の放出量を最小限に抑えるという、放射線の安全利用における原則である。社会的・経済的要因を考慮しながら、人体への被曝をできるだけ少なくするように努力すべきであると、1997年に国際放射線防護委員会がこの原則を通して勧告した。歯科では、従来の口内法エックス線写真撮影や、それよりも実効線量が高いCBCTなどのエックス線写真診査において、折につけこの原則に立ち返り、不要な撮影を繰り返さないようにする。