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T-PASS

【読み】
てぃーぱす
【英語】
T-PASS
【書籍】
別冊ザ・クインテッセンス YEARBOOK2018 気鋭歯科医師が歯を残す・守る
【ページ】
138

キーワード解説

 GBR(骨再生誘導法)を成功に導くには5つのポイントがあり、T-PASSとして表現される。T-PASSとは、「T:Time(治癒時間)」、「P:Primary closure(一次創閉鎖)」、「A:Angiogenesis(血管新生)」、「S:Space maintenance(空間保持)」、「S:Stability of wound(創部安定)」の頭文字を合わせたものである。例として、その流れを症例とともに解説すると、全層弁を剥離して骨を露出して皮質骨穿孔を行って angiogenesis(血管新生)を促し、水平性の骨欠損に対してインプラント埋入と同時に骨補填材および吸収性膜を用いてGBRを施行(space maintenanceの役割を果たす)し、減張切開を加えて縫合糸を用いてprimary closure(一次創閉鎖)を行い、stability of wound(創部安定)を図る、という流れになる。