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有限要素解析

【読み】
ゆうげんようそかいせき
【英語】
finite element analysis
【書籍】
QDT 2018年2月号
【ページ】
84

キーワード解説

 物体や空間を有限の要素に分割することでコンピュータ上に近似物体を表現し、数値解析を可能とする方法。主に自動車や建物の構造解析や、流体解析などに利用されている。歯科においては、患者の生体情報を収集して解析条件として入力し、臨床例の有限要素解析モデルを作成し、咬頭嵌合位の咬合力による補綴装置および生体組織に生じる応力を解析するなどの応用が可能である。補綴装置や築造体への応力集中の予測など補綴装置設計の一助になる可能性が示されている。