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ミラー撮影

【読み】
みらーさつえい
【英語】
shooting with mirror
【書籍】
歯科衛生士 2018年2月号
【ページ】
28

キーワード解説

 ミラー撮影とは、口腔内規格写真撮影の手法の1つで、正面からは直接正しいアングルで撮影できない部位の被写体(歯や歯肉)を専用のミラーを使って撮影するもの。主に、側方面観、咬合面観、臼歯部・前歯部口蓋側(舌側)面観の撮影で用いられる。
 短時間で規格写真を撮影するためには、ミラーを手早く正確に位置付けることが必須だが、それが不十分な場合、実際の被写体が写り込む、写したい像に対して正面からカメラを向けられず、斜めから撮影せざるをえない、といったエラーが発生しやすい。そこで、ミラー撮影のポイントとして、(1)ミラー後縁を歯列からできるだけ離す、(2)歯列とミラーの角度をできるだけ大きくする、の2点が挙げられる。これらのポイントは、どの部位を撮影する場合でもほとんど同じように応用できる。