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DLPプリンター

【読み】
でぃーえるぴーぷりんたー
【英語】
DLP printer
【書籍】
QDT 2018年 4月号
【ページ】
89

キーワード解説

 3Dプリンターの一種。DLPはDigital Light Processingの略で、光源のプロジェクターから紫外線を照射し、1層ずつ樹脂を硬化させながら造形する方式である。DLP装置では、マテリアルトレーを簡単に取り換えることができるため、多彩な材料を1台の機械で使うことが可能となる。また、機械の構造がシンプルであるため、メインテナンスが簡単で、高額なサポート費用を必要としない。造形画像はスライスデータとして面で照射されるため、高速造形が可能である。envisionTEC社(ドイツ)の独自の特許技術を採用することで、XY方向の超高解像度化や、曲面部分の高精細で滑らかな表面の造形が可能になっている。歯科用としては、模型、サージカルガイド、クラウン、スプリント、義歯、暫間補綴装置など幅広い症例に対応した樹脂がラインナップされている(一部国内薬事未承認)。