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壊死性潰瘍性歯肉炎

【読み】
えしせいかいようせいしにくえん
【英語】
necrotizing ulcerative gingivitis
【書籍】
考えるペリオドンティクス
【ページ】
59

キーワード解説

 歯肉の壊死と潰瘍形成を特徴とする歯肉炎。以前は、急性壊死性潰瘍性歯肉炎あるいは急性壊死性歯周炎と呼ばれていたが、急性期ばかりでないため、「急性」を削除して壊死性歯周疾患(壊死性潰瘍性歯肉炎と壊死性潰瘍性歯周炎)と呼ばれるようになった。
 歯肉の偽膜形成や出血、疼痛(しばしば強い自発痛)、発熱、リンパ節の腫脹、強い口臭といった症状をともなう。発症原因として、ストレス、喫煙、口腔清掃不良、HIV感染による免疫不全が挙げられる。