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根面う蝕の診断基準

【読み】
こんめんうしょくのしんだんきじゅん
【英語】
root caries judging criteria
【書籍】
根面う蝕の臨床戦略
【ページ】
15

キーワード解説

 根面う蝕の疫学調査を行う場合、統一した診断基準を用いることは診査者内および診査者間誤差を少なくするうえで非常に重要である。また、診査者が複数いる場合には、診査者間でキャリブレーション(診査基準の統一)を実施することが必須となる。さらに、臨床においては、正確な臨床診断を行うことがその後の予防および修復処置を選択するうえで重要である。とくに停止性の根面う蝕と活動性の根面う蝕を鑑別することは、歯科治療か予防かの選択を決定するために有用である。代表的な診断基準としては、CPI プローブを用いたWHO の口腔診査法(第5版)やICDAS(International Caries Detection and Assessment System:国際う蝕検出・評価システム)などがある。