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歯槽頂間線法則

【読み】
しそうちょうかんせんほうそく
【英語】
interalveolar crest line rule
【書籍】
生体に優しい総義歯製作法
【ページ】
45

キーワード解説

 前頭面において、対合歯の上下歯槽頂を結んだ直線を歯槽頂間線という。総義歯製作で上下顎臼歯人工歯を排列する際に、咀嚼圧がかかる方向を歯槽頂間線と一致させるようにすると義歯の安定が得られるという法則を歯槽頂間線法則という。Gerberは歯槽頂間線法則について、「顎堤が豊富で歯槽頂間線の傾斜が90~80°のうちは、通常の人工歯排列で歯槽頂間線法則が成り立つ。しかし、顎堤吸収が進み70°以下のハの字型を呈した顎堤に排列する場合は、上下顎の歯槽頂に人工歯を排列する交叉咬合排列にすべき」と述べている。