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周術期等口腔機能管理

【読み】
しゅうじゅつきとうこうくうきのうかんり
【英語】
perioperative oral management
【書籍】
歯科衛生士 2018年7月号
【ページ】
74

キーワード解説

 周術期等口腔機能管理とは、がん治療やその他歯科的なサポートが必要な医科の治療を行っている患者に対して歯科医師が行う歯科治療と口腔機能管理、歯科衛生士が行う専門的口腔衛生処置を総称したもの。2012年4月にがんの化学療法、放射線療法における適用を目的に新設された。その後、2016年度からは緩和医療、さらに2018年4月からは、人工股関節置換術等の整形外科手術、臓器移植手術、造血幹細胞移植、脳卒中に対する手術、脳卒中により生じた摂食機能障害による誤嚥性肺炎や術後の栄養障害に関連する感染症等の予防についても新たに追加されるなど、その適用範囲は拡大している。また、保険収載の名称も当初は「周術期口腔機能管理」であったが、2018年4月より「周術期等口腔機能管理」に変更された。