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骨格性開咬

【読み】
こっかくせいかいこう
【英語】
skeletal open bite
【書籍】
GP・小児・矯正が共に考える 実践早期治療
【ページ】
204

キーワード解説

 骨格性開咬とは、1969年にSassouniが初めて使用した用語で、骨格的な要因により開咬を生じている垂直的不正咬合を指す。上下顎の前後的関係により、標準型、下顎後退型、下顎前突型に分けられる。骨格的な特徴として、下顎角が開大し、下顎枝が短小で前顔面高に対して後顔面が小さく、下顎面高が大きい長顔の特徴がある。Sassouniは頭蓋の観察から、咬筋と側頭筋の発育不全を示している。このような骨格性開咬は矯正治療において難症例と考えられ、外科矯正の適応も視野に入れることになる。