離断
- 【読み】
- りだん
- 【英語】
- transection
- 【書籍】
- イラストレイテッド歯周外科ベーシックテクニック もっと上達したい人のためのポイント解説
- 【ページ】
- 25
キーワード解説
歯周外科治療における離断は、切開ののち、骨膜剥離子などを歯肉弁の基底部に差し入れて、炎症性肉芽組織などの軟組織を骨面や根面から切り離す手技である。広義では剥離に含まれるが、その中でもできるだけ組織を損傷させないための前処置となる。これを省いて過度な力で剥離を行うと、炎症により脆弱となった軟組織が途中でちぎれて根面に残ってしまい、その後のデブライドメントに余分な時間がかかったり、治癒に悪影響を与えたりしてしまうため、おろそかにはできない。