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フルクラム

【読み】
ふるくらむ
【英語】
fulcrum
【書籍】
咬合YEARBOOK 2018/2019
【ページ】
187

キーワード解説

 一般的に補綴用語で用いられる「フルクラム」とは異なり、下顎頭が顎関節内で中心位から後下方へ偏位するずれの状態をRobert L Lee(米)は固有名詞的に"フルクラム(fulcrum)"と呼ぶ。
 このずれは、臼歯部咬合面のエナメル質のわずかな削合と前歯部の部分修復という、より控えめな方法によって、安定した中心位と新しい咬頭嵌合位を短期間で一致させることが可能である場合が多い。