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逆性埋伏歯

【読み】
ぎゃくせいまいふくし
【英語】
invert impacted tooth
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2018年 11月号
【ページ】
140

キーワード解説

 逆性埋伏歯とは,正常の萌出方向とは逆方向に萌出する歯のことであり,川本氏らによれば、逆性埋伏歯は上顎犬歯と上顎前歯部過剰歯がもっとも多く、ついで上顎中切歯、下顎第三大臼歯で見られるという。
 上顎における逆性埋伏歯について,天願氏らによると、固有鼻腔や下眼瞼などから萌出する場合もあると報告している。さらに、小田氏らは、その臨床症状として鼻出血がもっとも多く、ついで鼻閉塞、鼻漏(悪臭)、慢性副鼻腔炎、頭痛などがあると報告している。