禁煙後にできる口内炎
- 【読み】
- きんえんごにできるこうないえん
- 【英語】
- stomatitis after quitting smoking
- 【書籍】
- チェアサイドQ&A 予防歯科編 PART1
- 【ページ】
- 64
キーワード解説
タバコをやめてニコチンが身体から徐々に抜け、タバコによりダメージを受けていた組織や機能が正常に回復する過程で現れる禁煙離脱症状の1つ。禁煙を開始した者のうち約40%に発症すると言われており、禁煙開始2週間以内に現れ、多くは重症化せず1か月以内に治癒する。禁煙後に口内炎ができやすい理由は不明だが、タバコ成分による口腔粘膜上皮の角化や抗菌作用が潰瘍形成に抑制的にはたらいているため、禁煙後のストレスにより免疫反応が低下するため、などの理由が仮説として報告されている。