キーワード
キーワード解説:
1960年、Maimanにより最初のレーザーの発振が実証されると、翌年の1961年にはZaretらによって網膜剥離の治療への応用が行われた。歯科分野への最初の応用は、Stern、Sognnaesによって1972年に試みられている。歯科用レーザーは組織内部透過型と組織表面吸収型に大別され、代表的なものとしては、前者ではNd:YAGレーザー、半導体レーザー、He-Neレーザー、後者では炭酸ガスレーザー、Er:YAGレーザーなどがあげられる。それぞれの特徴によって用途は異なる。歯科用レーザーの応用範囲は非常に幅広く、う蝕予防と治療、象牙質知覚過敏処置、歯周疾患治療、歯内療法、口腔外科、補綴修復領域、審美歯科領域、止血、麻酔など多岐にわたる。