キーワード
キーワード解説:
ドイツ・Wieland社により開発された歯科技工物製作用のエレクトロフォーミングシステム。これはコーピングを製作するシステムであり、金イオンを含んだ電解液中で歯型を陰極側に設置して電流を流すと、金の分子が歯型に引き寄せられ、歯型が0.2~0.3mmの均一な厚みで電鋳(金メッキ)され、コーピング(フレーム)が完成する。現在、主にクラウン、ブリッジ、テレスコープクラウンなどのコーピング(フレーム)に応用されている。AGCにより製作されるコーピング(フレーム)は99.9%が金であるため、生体親和性にすぐれ歯周組織にもやさしい。その他、適合が良い、操作が簡単で経験や技術にかかわらず一定の水準の仕上がりが可能であるなどの特徴をもつ。なお、日本で臨床応用されているエレクトロフォーミングシステムには、AGCの他にGAMMATがある。