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リッジエキスパンジョン

【読み】:りっじえきすぱんじょん
【英語】:ridge expansion
【書籍】: QDI別冊 OJ 5thミーティング抄録集 インプラントのための再生療法
【ページ】:80

キーワード解説:

1993年にMassimo Simionらにより考案された、欠損部の歯槽骨頂幅が薄い場合にその部位を頬舌的に拡幅する外科処置。歯槽骨を歯槽頂から2分割することで骨幅を広げ、得られたスペースへのインプラント埋入および骨移植を行う術式が一般的である。リッジエキスパンジョンは上下顎ともに適応症とされるが、若木骨折により骨を分割する際には、骨板の離断を起こさぬよう慎重に行う必要がある。また、エキスパンジョンした際の頬舌側の骨幅の不足は歯槽頂部の吸収が生じやすいため、審美部位には慎重な適応が必要である。なお、この術式はスプリットクレスト法(split crest technique)とも呼ばれる。