Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

キーワード

編集部が厳選してお届けする歯科関連キーワードの一覧ページです。会員登録されると、キーワード検索機能が無料でご利用いただけます。会員登録はこちら≫≫≫

上顎前歯の辺縁隆線削合

【読み】:じょうがくぜんしのへんえんりゅうせんさくごう
【英語】:grinding of the marginal ridges on the maxillary anterior teeth
【書籍】: オルソドンティック コンセプト & ストラテジー
【ページ】:251

キーワード解説:

前歯部での咬合接触は矯正治療結果の安定にとって重要である。治療を良好に終えた後、下顎切歯が上顎の辺縁隆線に接触しはじめると、下顎切歯は移動して叢生を生じることがあり、この結果、前歯の理想的な排列は消えてしまう。この上顎切歯と下顎切歯の点接触を、ダイヤモンドバーなどを用いて上顎前歯の辺縁隆線を削合し、幅広で平坦な面接触に変えることで、前歯部の咬合の安定を確立することができる。削合は下顎切歯が整列し、計画どおりに臼歯部が咬合する治療の最終段階に行う。この段階になれば、前歯部が最大限に幅広で平坦な咬合接触に到達するためにどのような調節が必要か明確になるからである。