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インプラント周囲炎

【読み】:いんぷらんとしゅういえん
【英語】:peri-implantitis

キーワード解説:

インプラント周囲炎とは、プラークの蓄積(など)によって発生したインプラント周囲の炎症のうち、骨まで進行したものを指す(骨組織まで進行していないものは、インプラント周囲粘膜炎)。治療には、プラークコントロールを主体に抗生物質による療法や、再生療法または切除療法などでの対応が検討される。
インプラント周囲炎は、天然歯でいうと歯周炎に相当するが、インプラントは骨と直接に結合しているため、インプラント周囲の炎症は骨に直接届いてしまう。また、天然歯と比べると組織が破壊される状態も炎症の大きさもインプラントの方が悪いといわれている。インプラント周囲組織またはインプラント周囲を健康に保つためには、定期的な診査を行い、(1)プラークの有無、(2)BOPの有無、(3)ポケットの深さ、(4)排膿の有無、(5)エックス線写真による骨吸収の状態をチェックし、インプラント周囲組織の状態を把握することが重要になる。