キーワード解説：

天然歯の切縁の全反射によって現れる縁取りのこと。天然歯のエナメル質は半透明であるが、エナメル質に存在するエナメル小柱の走行方向が水平方向から垂直方向に変わる切縁領域では光の屈折が変化し、その結果として後光（halo）が差すような透明ゾーンが見られる。これは若年者ほど顕著である。補綴物を製作する際には、専用の陶材を使用するなどしてこの現象を再現すると、天然歯様の自然感のある補綴物とすることができる。