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歯周外科

【読み】:ししゅうげか
【英語】:periodontal surgery
【書籍】: ペリオの臨床戦略を学ぶ歯周動的治療
【ページ】:158-160

キーワード解説:

歯周動的治療の一部である歯周外科は、外科的に歯周組織の改善を図る治療法である。歯周外科後の治癒形態には歯肉退縮と付着の獲得の二種類があり、どのように治癒するかは採用する術式や組織の状態により異なる。歯周外科は大きく分けて切除療法(resective therapy)、組織付着療法(tissue attachment therapy)、再生療法(regenerative therapy)、歯周形成外科(periodontal plastic surgery)の4種類があるが、術後の治癒形態はそれぞれ切除療法が歯肉退縮、組織付着療法が上皮性付着による付着の獲得、再生療法が結合組織性付着による付着の獲得、歯周形成外科が上皮性付着による付着の獲得となる。それぞれの治療法のメリット、デメリットをはかりにかけて術式の選択をすることになるが、どのような治療法を選んでもその後のメインテナンスが有効に機能し、レベルの高いセルフケアがともなわないと予後は不良である。