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測色器

【読み】:そくしょくき
【英語】:shade taking device
【書籍】: QDT別冊『若手歯科医師・技工士のためのシェードテイキング超入門』
【ページ】:48,80,81,82,112

キーワード解説:

測色器とは物体や光の色を測定して数値化する装置の総称であり、歯科の分野においてはとくに「歯科用測色器」としてシェードテイキングに利用されている。歯科用測色器は内蔵されたランプによって目標歯に光を投射し、その反射光の測定結果からシェード番号や色相・彩度・明度を表示する機能をもっている。さらに、一部の機種では目標歯と近似した色を得るために必要な陶材の配合を表示できる場合もある。
通常、シェードテイキングにおいては肉眼もしくは写真によってシェードガイドと目標歯を比較(比色)して補綴物の色(シェード番号)を決定するが、歯科用測色器によればその歯自体の色を客観的に計測できるため利便性が高い。しかしその一方、センサー部の目標歯に対する角度や位置、そして周囲の環境光などによって測定結果に誤差が生じることもあるため、使用前には装置の特性について知っておくことが必要であろう。