キーワード解説：

インプラントを長期にわたって健康に使用してもらうためには、定期的なメインテナンスが不可欠である。診査によってインプラント周囲に「インプラント周囲粘膜炎」「インプラント周囲炎」などの合併症が認められた場合、セルフケアとプロフェッショナルケアの両面からサポートしていく。
歯科衛生士は、セルフケアを主体とした指導を心がけ、まずは口腔内の状態や生活環境などを考慮したブラッシングおよび清掃用具の選択を行う。そのうえで、機械的デブライドメントをはじめとするプロフェッショナルケアで補う。症状によっては、殺菌療法や抗生物質の投与が必要となる場合もあるが、まずはプラークコントロールを徹底させることが大切である。また、喫煙や歯ぎしりなどの生活習慣に注意を払うことも忘れてはならない。