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PDA:部分歯列の概念

【読み】:ぴーでぃーえー:ぶぶんしれつのがいねん
【英語】:Partial Dental Arch
【書籍】: the Quintessence 2007年10月号
【ページ】:96

キーワード解説:

 Käyser AFの「SDA:短縮歯列の概念」をさらに広く解釈して、菅野・弘岡が提唱した新しい補綴治療の概念。補綴とは病気を治すことではなく、リハビリテーションの要素が非常に強い学問であることから、その治療ゴールは患者個人で異なるものであり、それらをふまえて完全歯列(上下左右第二大臼歯までの28歯すべてがある)に対して1歯以上少ない歯数で補綴を終了するというもの。PDAの臨床的意義は、リスクからの解放、患者との信頼関係、新たな経済的マーケットの開拓などのアドバンテージがあるとしている。