キーワード解説：

経営学では２人以上の人間が集まれば組織という。組織活性化とは、その組織を構成する一人ひとりが生き活きと生活･仕事をする風土づくりである。歯科医院においては、スタッフに未婚の女性が多いこと、潜在的な希望勤続年数が短いこと、パート社員の占める割合が高いことなどから、活性化の風土をつくるには人材育成を避けて通れない。人材育成によって、スタッフが生き活きとしている組織・職場は患者満足度が高く、歯科医院の永続経営のベースとなる。そのためには、院長の確たる経営理念を中心に、組織活性化の３要素――「コミュニケーション」「共通目標」「貢献意欲」の構築が、十分に組織を機能させる上で欠かせない。